コレクション: コードバンプレミアム(CORDOVAN PREMIUM)

長年にわたり試行錯誤を重ね、
言葉で表せない美しさを表現できました

コードバンの美しさを最大限に表現したノンステッチデザイン。
微妙な皮漉きの加工技術によりそれが一層際立てさせています。

革のダイヤモンド コードバン

コードバンはヨーロッパ原皮を使用し、日本国内にて丁寧にベジタブルタンニン鞣しされました。
近年、コードバンの製品は誰にも知れ渡るポピュラーなものとなりました。

このコレクションに使用しましたコードバンは、それらの中でもこのコレクションのために特別に染色し、アンチック仕上げをした唯一のものです。

コードバン層はダイヤモンドのようにとても硬いため革のダイヤモンドといわれるようになりました。
非常に希少価値の高い素材であるとともに、最高の高級感を醸し出すことのできる存在感は他に類を見ません。

コードバンはタンニン鞣しです。厚さ2mm程度のコードバン層を時間をかけ、表と裏から削り出す採取方法です。
コードバンは銀面がありませんので革表面が“銀面浮き”という現象が発生しません。

使用起源についても謎のままですが、このような特異な特質を持った革であることと、さらに入手困難であることから非常に希少価値の高い“幻の革”や“革のダイヤモンド”とも称されています。

革のダイヤモンド
コードバンの魅力と希少価値

他の革には無い、特殊なコードバン層を的確に加工する技術。
コードバンにしか醸し出すことのできない味わいと魅力を最高の技術を駆使して表現しています。

ヨーロッパの農耕馬でしかもたらすことのできないと言われています。
現在はその遺伝子を受け継いだ馬のみ産出されます。年々減り続けており永遠ではありません。

使用起源についても謎のままですが、このような特異な特質を持った革であることと、さらに入手困難であることから幻の革と称されています。

一度手に取ると次も使いたくなるのがコードバン。
なんとも言えない不思議な魅力。非常にデリケートでありながらたくましい頑固までともいえる縦繊維の革質。
まさに、質実剛健でありながら、剛毅木訥な頼りになる最強である一つの革素材と言えます。

コードバン プレミアムについて

About Collection

このコレクションはノンステッチの縫製加工技術を何年もわたり試行錯誤の結果完成したことにより、縫い目のない不思議さと、美しさを最大限に表現出来ました。
特に表面は適度に微妙な革漉きを施し、また職人が隅々に手間暇を惜しみなく時間を費やすることにより最高級の仕立てを可能にしました。

インナーに使われているヌメ革はイタリア トスカーナ州のPuccini(プッチーニ)社の植物タンニン鞣しのLWGライセンスを取得した革を使用しています。
この植物タンニン鞣しの革はイタリアの伝統的な製法で、今なお同じレシピに基づき厳格に管理され、イタリア植物タンニン鞣し協会が保証する鞣し革です。

独自に開発したオリジナルオイルを時間をかけて含浸させ、フランス原皮の皮を丁寧に鞣して革へと仕上げます。
それは、使い込むほどによりオーナーの好みにエイジング(経年変化)されていきます。
革が生きていることの証を見ることが出来ます。

また、最大のデザインの特徴として、アトリエヒロならではの美しいインナーのライン、お洒落な革のトリミング、そして機能的で使いやすさを兼ねそろえたコレクションになりました。より一層高い完成度を醸し出すことが出来ました。

そしてインナーのヌメとのマリアージュ
and the marriage of the "nume"

コードバンはとにかく仕立てが難しい。
手間暇がかかります。手を焼くという表現が正しいかもしれない。
技と根気をもって美しく仕立て上げることが職人としてのアドバンテージかもしれません。
神経を擦り減らす想いで取り組む…。一時も気を許すことはできない。

革は想像以上に硬くデリケート。硬いがゆえ、何度も何度も革漉きをして厚みをバランスよく調整していく。
胴漉きも均等に薄く漉く事は至難の技です。革漉き器械の刃はあっという間にすり減ってしまう。
時にはぼろぼろになってしまうほど硬い縦繊維。気長に丁寧に丁寧に根気よく処理します。

最初から最後までが腕の見せ所。心して取り組まねばならない。

それがコードバン。

とにかく難しいは、職人目線だけど、それがコードバンに他ならない。

イタリア植物鞣し協会認定タンナー

この協会は、イタリアトスカーナ州にて1994年に設立された現在20社のタンナーが加盟する由緒ある非営利団体です。

加盟しているタンナーは歴史と伝統、技術を引き継ぎ高品質なイタリアンレザーを世界に供給しています。
こちらは、イタリア植物タンニン鞣し協会の発行タグです。

スライド機構特徴の説明

限られたスペースに物を沢山入れると膨らんでしまい、閉じにくくなってしまいます。
革は結果的に馴染みますが、無理に閉じるとシルエットが歪んでしまい型崩れを起こしてしまいます。
そこで、札口が動くことによりそれが解消することに気づきました。
結果無理なく型崩れせずに綺麗に収納することが出来ました。

喜ばれるギフト…それはコードバンの魅力

The gift that will be appreciated... It's the charming of CORDOVAN goods.

ギフト…。それはとても悩みます。
プレゼントは悩みます。しかしそれは楽しい悩み。幸せな悩みです。

沢山の商品の中からだった一つ。記念の一つ。
時間を忘れて沢山のシチュエーション、TPOを考えなければなりません。

予算もあることでしょう。
最も悩みの種が、喜んでもらえるだろうか?
大切な人になればなるほど気になるものです。

アトリエヒロは、ギフトについても構築してきました。
また、指示されてきました。
コンセプトがメンズのコレクションにおいても30%のお客様が女性です。
ご自身で気に入られて使われる場合も勿論あります。
コードバン プレミアムは自分用とプレゼント用の二刀流が可能なコレクションに育ちました。

ギフト箱の中にてリボンを閉じて渡した時が、あけた瞬間が既に玉手箱となっています。
きっと喜んでいただける事に違いありません。それが標準になっています。
送る大切な人の為に、大切な人の笑顔を思い浮かべることが想像できます。

笑顔のための悩み、そしてその後いつまでも笑顔で使用できる、喜んでいただける、それは自信をもっておすすめできるコレクションの一つです。